KUROSAWA AIR CON & WATER SUPPLY KUROSAWA AIR CON & WATER SUPPLY

複雑な条件や状況のなかで
スマートな回答を導く。
施工図を書けたときは、
すっきりします。 05 施工図作成

Profile

K.S
施工図課 課長
1997年入社 建築科卒

施工図課は、現場の後方支援部隊として機能しています。

山形市内の工業高校を卒業して黒澤建設に入社しました。最初の5年間ほど施工管理の仕事に携わり、施工図を書く部門へ異動になって以来、20年間この仕事を担当しています。異動当初はCADの操作もできなかったのですが、先輩の指導を受けて、最初は現場から上がってくる図面の清書などを行い、少しずつ習熟してきました。施工図面は、基本的に現場代理人が書きますが、忙しくて手が回らなかったり、日程の関係上、着工前に施工図面をアップしておく必要があったり、あるいは難易度が高い工事の場合など、私たちの課がサポートします。いわば現場の後方支援部隊です。私は性格上、現場代理人という人をまとめていく仕事は正直向いてないと思っていましたが、施工図を書く上では現場をイメージできますから施工管理の経験は役立っていますね。

建物の性格、利用状況をイメージして設計する。

私は基本的に新築案件を担当しますから、施工図面を書くときは建物の性格、利用状況などをイメージして「この設備は何のための設備であるか」「なぜこの機械がこの場所に設置されるのか」「この配管はどういう目的でこのように設計されているか」といったことを常に考えながら作業を進めています。時には配管の位置を現状のままで進めると不具合が出そうだと思われる場合などは現場と連絡を取り合って確認し、修正することもあります。また複雑な状態、条件のなかで施工するうえで、スマートな回答が見つけられて、それを図面に反映できたときなどは、それが私の仕事の役割ではありますが、スッキリするというか、やりがいを感じますね。

黒澤の工事品質を支えるため設計を突き詰めていきたい。

図面を書くうえで自分ではまだ100%はないと思っています。常に試行錯誤はありますし、100%の回答を出しているかというとそこまでのスキルには至っていない。今も必要なことは勉強していますし、たとえば輻射パネルの種類や枚数を決めるために「空調の熱負荷計算をやって欲しい」と言われたら、それなりに四苦八苦します。20年やっても新しく吸収することは次々出てきます。それがまた技術者としては楽しいのかも知れません。黒澤建設の工事品質を左右する一翼を担っているわけですから、これからも設計の仕事を突き詰めていきたいですね。

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